著書の紹介:英語が苦手なオジサンの海外一人旅

2019年 大連・上海(ほぼ接待だった現地法人視察)

大連の周水子空港へ

4月某日の朝7時過ぎ、日暮里駅からスカイライナーで成田空港へ。

成田空港第一ターミナルに到着し、ANAのカウンターにカウンターへ並ぼうとすると、係員から「荷物を預けないなら自動チェックイン機を使ってくれ」と言われる。
国際線の自動チェックイン機は初めてだったが、eチケットのQRコードをかざし、パスポートを読み込ませて、すんなりチャックインが完了。

今回は仕事での海外渡航。航空券やホテルの予約は、旅行代理店に手配を依頼した。
中後の入国カードも、代理店が必要事項を記入したものを用意してくれていて、オイラはサインするだけだった。
個人旅行が当たり前になっていたオイラには、めちゃ楽に感じた。

成田から大連の周水子空港までは3時間ほど。

座席のモニターでフライト経路を見たら、北朝鮮上空を飛んでいるよう。
大丈夫なのかと思い後で調べたら、北朝鮮の南部は韓国の防空識別圏のようだ。

大連と言うか中国の入国審査では、指紋と顔写真が取られる。
オイラが去年行ったカンボジアでも指紋を取られた。日本も2007年から外国人が入国する際には、指紋と顔写真が採取される。
そう言えは、指紋採取を人権侵害だと叫んでいた団体が昔いたが、今はどうしているのか。
蛇足だが、タイでは入国時の指紋採取はない。

ガイドが付きの出張

空港の到着ロビーで同行者と待ち合せ。
同行者は、オイラの上司、取引先企業の営業と現場責任者、取引先企業と提携している中国法人の部長クラスだ。

全員がそろったところで手配されていたマイクロバスへ移動。

マイクロバスの中には、専任のガイドが待っていた。
接待の要素が強い中国出張だと知っていたが、これには少し驚いた。

日中の行動は仕事で守秘義務があるので、全面カット。

仕事が終わって、懇親会の前に星海公園に寄る。なんでもアジア最大の公園だそう。

広さはさておき、夜景は綺麗だった。
周辺の高層マンションや遊園地の灯や、海を隔てライトアップされた星海湾大橋とか、360度の夜景は、わざわざ立ち寄らせたのも理解できる。
それにしても、寒かった。

懇親会は、シーフートレストランの個室。

料理はおいしかったが、途中からパイチュウ(中国の蒸留酒)出てきて、それを親指ほどの小さいクラスでの一気飲みが始まって、後半はカオスだった。

11時近くにホテルに戻り、風呂も入らず就寝。

大連から上海へ移動

中国出張二日目の朝。気分は二日酔いで最低。
昨晩のパイチュウにやられた。
二日酔いで朝食は、ほんの少ししか食べられなかった。せっかくいいホテルに泊まったのに残念。

二日酔いのまま午前の仕事をこなし、訪問した現地企業の食堂で昼食をとる。

その後、上海へ移動するために大連周水子空港へ。
現地企業メンバーは上海へは行かないが、ガイドはこのまま帯同するようだ。

2時間ほどのフライトで上海の浦東空港に到着。
国内線だから当たり前なのだが、入国審査がない。なんか変な感だ。

個人的には二度目の上海。一回目も仕事で来た。

浦東空港では、取引先企業の現地法人の社長が出迎えてくれた。

社長は取引企業の社員。もちろん日本人。
上海法人の社長になる前は、日本で仕事をしていた。オイラも一緒に仕事したことがあって、旧知の仲だ。

浦東空港から上海市内(市内の直前)までは、リニアモーターカーで移動。

上海のリニアモーターカーは、空港から龍陽路駅までの約30kmを7~8分で結ぶ。
オイラが乗車した時の最高速度300km/h前後で、最高速度での走行時間は、2~3分程度。短い。

リニアモーターカーの中はガラガラ。同行したガイドの説明では、いつでもガラガラとのこと。
絶対に採算が取れていないなと考えるのは、主本主義の発想。ここは中国だ。

上海浦西地区の夜景

夕食は海龍海鮮舫という船上レストラン。
昨日と同様、シーフード料理を個室で頂く。ただしバイチュウだけは、丁寧にお断りさせてもらった。

食事の後、夜景を観るためにレストランの屋上と言うか船の甲板に出た。
浦西地区(高層ビルが立ち並ぶ側)の川岸から見るライトアップされた旧市街地は、一見の価値ありだ。

ホテルに移動するマイクロバスの中でのガイドの説明に、少し驚いた。

上海の浦西地区の開発が始まったのが、1990年らしい。
それまでただの荒地だった土地が、鄧小平の改革開放政策の御旗の元で、たった30年で高層ビルが立ち並ぶ世界有数の都市になったと説明された。

日本がバブルの後始末と2度の震災で四苦八苦していた平成の30年間。中国は全速力で走り続けたって感じだ。

ホテルにチェックインし、ラウンジで少しだけ飲んだら、深夜0時を回っていた。

同行した取引企業の営業に、近所に評判のいいマッサージ店があると言われたが、とっとと寝ることを選択した。

ポカリスエットミッション

中国出張三日目(最終日)の朝。

目が覚めて枕元のスマホで時間を確認すると朝6時。それと会社からのメールの着信マーク。
無視して二度寝しようとも思ったけど、仕方なくメールを開くと、同行した上司から。
下痢と嘔吐が止まらず、今日の予定には参加できないとのこと。

まじかぁと思いながら、ポカリスエットを依頼されたので、フロントで聞いた徒歩2~3分のコンビニへ向う。

ポカリスエットとミネラルウォーターを買い、レジでクレジットカードを出すと、クレジットカードは使えないと断られる。
大連で利用したコンビニとは違い、ここのコンビニは現金か銀聯カードしか使えないようだ。

レジのニーチャンにATMの場所を聞くと、日本のようにコンビニ内にはなくて、隣のビルにあると教えてくれた。
そのATMでキャッシングを試みるが、うまくお金を引き出せない。

ホテルのフロントで日本円を中国元に両替する方が早いと思い、フロントに両替を依頼すると、ホテル内の両替機に案内された。

両替機の案内に従って操作すると、パスポートのスキャニングが求められるが、できない。そもそも両替機のパスポートを置く場所のサイズが、小さくて置けない。よくよく見ると、中国のパスポート専用のようです。

フロントを呼んで操作を尋ねると、いろいろ両替機をいじった後で、結局フロントに戻って両替機に表示されたレートで両替してくれた。

やっとのことで中国元を手にして、上司からのポカリスエットミッションをクリアすることができた。

ミッション完了時刻は、朝7時過ぎ。マジで疲れた。

帰国の途に着く

取引先企業の現地法人へは、ホテルから徒歩で移動。

現地法人が入居しているビルは、セキュリティゲートが顔認証システム。上海のオフィスビルでは珍しくないとのこと。

午前の仕事が終わると、ホテルに残っていた上司からメールが届く。
だいぶ回復して、帰国便には問題なく乗れるとのこと。まずは一安心。

昼食は、豫園(上海の観光名所)の中にある南翔饅頭店。
南翔饅頭店は上海でいちばん有名なレストランと言われているらしく、1階の売店も2階のレストランも大行列だ。

そんな行列を横目に、別の入り口からエレベーターで3階に上がり、個室でゆっくり飲茶を頂く。

しかしゆっくりし過ぎて、時間をだいぶオーバーした。
慌ただしく豫園を回って、浦東空港へ向うマイクロバスに乗り込む。

空港でチェックインすると、飛行機の到着が遅れたため、出発の時間も遅れると言われた。
結局30分遅れで離陸。成田へは10分遅れで到着した。

入国審査を抜けところで同行メンバーと解散。
ハードだった中国出張が終わった。

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