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ベトナムでの乗り継ぎ【乗り継ぎ時間を実測】

2023年11月。ベトナムのタンソンニャット国際空港とイノバイ国際空港を、乗り継ぎで利用しました。
その時際に、乗り継ぎにかかったリアルな時間をご紹介します。

ベトナムの国際空港

ベトナムにはいくつかの国際空港がありますが、その中でも主要空港と言えば下記の2空港でしょう。

タンソンニャット国際空港(Tan Son Nhat International Airport): ホーチミン市
ノイバイ国際空港(Noi Bai International Airport): ハノイ市

2023年11月の訪タイでは、往路がタンソンニャット国際空港、復路がイノバイ国際空港毛経由だったので、それぞれの空港での乗り継ぎ体験を記事にしようと思います。

なお本記事は、ベトナム航空の利用経験をベースに書いています。
その他の航空会社を使った乗り継ぎは、僕自身の経験が無いので分かりませんが、さほど違いはないと思っています。

乗り継ぎに必要な時間は最低2時間!

僕の実体験では、ベトナム航空のエコノミークラスを使った場合、その乗り継ぎ時間は、2時間は確保することが必要だと思っています。

ベトナム航空のサイトを見ると、乗り継ぎ時間が1時間ちょっとの航空券も、普通に販売されています。
一見、効率の良さそうな航空券ですが、僕はそういう航空券の購入は、おすすめしません。
と言うか止めたほうがいいと思っています。

ベトナム航空の搭乗開始時間は、出発時間の50分前です。

つまり、もし乗り継ぎ時間が1時間の便に乗った場合、空港到着から10分で乗り継ぎ便の搭乗口まで移動しろということになります。

かなり難しい時間です。特にエコノミーの場合は。

実際には、乗り継ぎ時間が1時間30分でも、空港内を小走りで移動して、なんとか時間ぎりぎりに搭乗口に駆け込むことになるかもしれません。

なによりも、精神的に疲弊します。

国際線では、20分や30分の出発の遅れは、普通に発生します。
到着しても駐機場まで延々と移動していたり、保安検査場が混んでいたりすると、その度に乗り換えに間に合うか気が気でないでしょう。

たかが飛行機の乗り換えごときに、余計な神経をすり減らしたくないものです。

タンソンニャット国際空港での乗り換え

14:26 到着(到着予定は14:15)

成田空港での出発が遅れたのもあって、10分ほど遅れての駐機場(エプロン)への到着です。

11月18日土曜日。
Googleの「混雑する時間帯」で調べると、タンソンニャット国際空港は、曜日や時間帯での混雑の変化がほとんど無いようなので、この日も、ごく普通の混雑度合いだと思います。

14:36 飛行機から空港ビルへ向かうバスへ乗車

タンソンニャット国際空港は、さほど大きな空港ではありません。

接続できるボーディングブリッジ(可動橋)に限りがあるのでしょう、空港ビルへの移動がバスになるケースが多いようです。

14:48 乗り換え口に到着

空港ビルの「Transfer」もしくは「International Transfer」の案内に従って移動して行くと、入国審査場(イミグレ)と、その反対側に乗り換え用の入口があります。

この時は、入国審査場も乗り換え口も混んでいて、乗り換え口の列に並ぶのにも一苦労でした。

15:12 セキュリティチェック通過

乗り換え口では、X線チェック用のコンベアに手荷物を置き、自身も金属探知機のゲートをくぐります。
この設備は、乗り換え口に1組しかありません。

もしチェックに引っかかる面倒くさい乗客が前にいると、待ち行列がいっきに伸びるのが容易に想像できます。

この時は、24分も列に並んでセキュリティチェックを通過しました。
飛行機が到着(着陸)してからは、46分が経過していました。

セキュリティチェックを抜けて、エスカレーターを昇ると、制限エリアの内側です。

ここまで来れば搭乗口までは、一番遠い搭乗口でも5分もあれば移動できるでしょう。

15:50 乗り継ぎ便の搭乗開始

セキュリティチェック通過を抜けてから、乗り継ぎ便の搭乗開始まで38分の空き時間がありました。

乗り換え時間が2時間25分の航空券だったけど、期間を持て余すことは全くありませんでした。

喫煙所に寄り、ラウンジで軽食を頂いたら、38分なんてあっと言う間でした。

ノイバイ国際空港での乗り換え

20:57 到着(到着予定は21:10)

11月27日月曜日の夜。
Googleの「混雑する時間帯」によると、混雑する時間帯にノイバイ国際空港を利用したようです。

21:06 飛行機から空港ビルへ向かうバスへ乗車

往路と同様、ボーディングブリッジは使えず、空港ビルまではバス移動でした。

21:10 乗り換え口に到着

空港ビルの「Transfer」もしくは「International Transfer」の案内に従って移動して行くと、入国審査場(イミグレ)と、その反対側に乗り換え用の入口があります。

このあたりは、タンソンニャット国際空港と同じです。

21:24 セキュリティ通過

ノイバイ国際空港の乗り換え時のセキュリティチェックは、出国用のセキュリティチェックと同じ保安検査場で行います。

乗り換え口でパスポートチェックを受けた後、エスカレーターを昇ると、出国審査場と保安検査場の間のスペースに到着します。

そのまま、出国審査を通過した人達と一緒に保安検査場の列に並ぶことになります。

飛行機到着からセキュリティチェック通過まで27分。
タンソンニャット国際空港よりも、10分ほど早い通過でした。

23:40 乗り継ぎ便の搭乗開始

比較的短時間でセキュリティチェックを通過できたこともあって、2時間以上の空き時間ができました。
元々が3時間20分の乗り換え時間の航空券でしたから、そうなるでしょう。

2時間なら、SONG HONG PREMIUM LOUNGE(プライオリティパスで利用できるラウンジ)で余裕をもって飲食ができます。

過去には乗り継ぎの時間を使ってハノイを観光したこともあります。
その時は乗り継ぎ時間が10時間ほどありましたけど。

その様子は、過去記事「2019年 ハノイ(帰国便のトランジットでハノイ観光)」をご覧ください。

蛇足ですが、ノイバイ国際空港の制限エリア内は全面禁煙で、喫煙スペースはありません。
それなのに、SONG HONG PREMIUM LOUNGEの中には喫煙室があり、タバコが吸えます。
とてもありがたい施設です。

まとめ

ベトナムでの国際線の乗り継ぎに必要な時間は、その時間の込み具合にもよると思いますが、30分〜40分の時間が必要だと思います。

搭乗時間も航空会社によって異なりますが、ベトナム航空の場合は、出発時間の50分前が搭乗開始時間です。

つまり、乗り換え時間が1時間30分ならギリギリ。
飛行機の遅延やセキュリティチェック混雑によっては、搭乗開始時間に間に合わなくなる可能性があって、ハラハラドキドキの旅程です。

よって、ベトナム航空で乗り換え便を使うなら、乗り換え時間が2時間以上ある便にすることをお勧めします。

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