今回は、タープラチャン市場とプラクルアンについて記事を書いてみます。
マニアックな記事ですが、興味がある人もいると思うので、書き残しておきます。
タープラチャン市場
バンコクの市場と聞くと、チャトチャック・ウィークエンドマーケットのように、観光客向けの多様な商品を販売していて、雑然としなががらも活気があって華やかな風景を思い浮かべる人が多いと思います。
しかし「タープラチャン市場(Tha Prachan Market)」は、そんなイメージとは真逆の市場です。
タープラチャン市場は「アミュレット市場(Amulet Market)」とも称され、「プラクルアン」と呼ばれる仏教のお守りをメインに扱う市場です。
プラクルアンの他にも、仏像や仏教関連の骨董品を専門に扱う、ローカル色の濃い市場です。
タープラチャン市場は、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)やワット・ポーがある王宮エリアの北部のチャオプラヤー川沿いに位置します。
王宮エリアから徒歩移動も可能ですし、ターティアン桟橋(Tha Tien Pier)やタチャーン桟橋(Tha Chang Pier)もあるので、チャオプラヤー川のボートでのアクセスも可能です。
王宮エリアに立ち寄らない場合は、MRTのサナームチャイ(Sanam Chai)駅からバイタクを利用するのがベストでしょう。
タクシーだと王宮エリア周辺の渋滞に捕まるけど、バイタクなら渋滞の中を、かなり強引にすり抜けて走ってくれます。
サナームチャイ駅からのバイタクの料金は、50THB(約220円)程度です。
プラクルアン
プラクルアンは、信仰心の強いタイ人にとって、とてもポピュラーなお守りです。
商売繁盛や恋愛成就、家内安全、強運、交通安全やギャンブルなどの勝負運、長寿などのご利益があるとされています。
タイでは、男女問わず多くの人がプラクルアンのネックレスを身につけているのを見かけますし、タクシーに乗ると、バックミラーに吊るされたプラクルアンに高確率で出会います。
本来プラクルアンは、仏教の僧侶によって特別な儀式を経て作られます。
読経などで何かしらの「パワー」を込めてくれるからご利益があります。
そしてその儀式を行った僧侶の位により、価格に大きな差が生まれます。
余談ですが、プラクルアンに限らず、タイのお守りは貸す・借りるものとされています。
お金を払って借りて、しかも返すことはまずないので、実際は買うのと同じなのですが。
借りる時は、儀式を行った寺院から借りることになります。
高僧が儀式を行う場合は、貸し出しイベントが開催され、それがメディアで告知されることもあるそうです。
お気づきと思いますが、タープラチャン市場に並ぶプラクルアンは、儀式を経ていない、本来のご利益のないプラクルアンがほとんどです。
終わりに
タープラチャン市場は、バンコクの中でもかなり特別な場所です。
プラクルアンや仏教関連のアイテムに興味がある人はもちろん、ローカルな市場の雰囲気を味わいたい人にもぴったりのスポットです。
王宮エリアを観光したついでに、覗いてみるのも面白いと思います。
販売中のプラクルアンの紹介
プラクルアンに興味が沸いたけどタイまで行けない人は、僕が厳選して仕入れたプラクルアンをメルカリで販売していますので、そちらでご購入して頂ければ幸いです。
ナムパヤー仏陀 | 「女王の仏」とも呼ばれるナムパヤー仏陀は、所有者に多くの精神的・物質的な利益をもたらしと信じられています。 魅力と人間関係の向上、強さと勇気を与える力、災難や悪いエネルギーからの保護とされています。特に女性に愛情運や精神的支えをもたらすと信じられています。 |
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仏陀 | 仏陀のプラクラインは、タイ仏教で健康と癒しのご利益があるとされる重要なプラクルアンで、持ち主に福を呼び込むと信じられています。 僧侶の儀式で祝福され、特に健康や回復を願う人々に人気があり、持つことで幸福と平穏をもたらすとされています。 |
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僧侶(タイプA) | 僧侶のプラクルアンは、彼らの智慧や慈悲、徳を象徴します。 尊敬される僧侶や修行者の霊的な力や功徳が宿るとされ、特に高僧が加持したものは強力な護符とされ、持ち主に精神的な力や平穏、心の清らかさをもたらし、災難から守り悪運を遠ざけると信じられています。 |
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シヴァカ・ゴーマラバット | シヴァカ・ゴーマラバットは、釈尊の主治医 であり、仏教僧集団の筆頭医師でした。 医療や薬草学、治療に関する知恵とスキルを象徴し、持ち主や祈る者に病気の回復や健康をもたらすと信じられています。 |
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ガネーシャ(タイプA) | ガネーシャは「障害を乗り越え神」として最も広く知られています。 人生や仕事、勉強などでじっくり困難するや障害を乗り越える力が得られると信じられ、仕事やビジネスでの成功、利益、安定をもたらします。 |
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ガネーシャ(タイプB) | ガネーシャは「障害を乗り越え神」として最も広く知られています。 人生や仕事、勉強などでじっくり困難するや障害を乗り越える力が得られると信じられ、仕事やビジネスでの成功、利益、安定をもたらします。 |
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ターオ・ウェースワン | ターオ・ウェースワン(毘沙門天)。 ヤック(鬼)の親分にあたり、非常に強い神として有名です。 魔除けの御守りとし人気のある神様です。 |
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蛇神ナーガと仏陀 | ナーガ王ムチャリンダが瞑想中の仏陀を7週間守ったという物語がモチーフ。 ナーガは強力な守護者で、悪霊や災難から持ち主を守るとされ、家庭や仕事場の邪悪なエネルギーを払うと信じられています。 また、雨や水を司る神であるため、豊作や商売繁盛、財運をもたらすと考えられます。 |
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プラ・メートラニー | 大地の女神プラ・メートラニー。 仏陀が悟りを開く瞬間に髪をほどき、髪から大量の水を流して悪魔マーラの軍勢を退したことから、濡髪の女神とも呼ばれる。 災難からの保護や困難を乗り越える力があるとされています。 |
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ガネーシャ(タイプC) | ガネーシャは「障害を乗り越え神」として最も広く知られています。 人生や仕事、勉強などでじっくり困難するや障害を乗り越える力が得られると信じられ、仕事やビジネスでの成功、利益、安定をもたらします。 |
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ターオ・ウェースワン(タイプB) | ターオ・ウェースワン(毘沙門天)。 ヤック(鬼)の親分にあたり、非常に強い神として有名です。 魔除けの御守りとし人気のある神様です。 |
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ペニスを抱えた猿 | 猿が巨大なペニスを抱えた像は、一般的に豊穣、繁栄、生命力、そして男性的な力を象徴するとされています。 猿は精力や知恵、活力の象徴として古くから信仰の対象となってきました。 |
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プラピッター | プラピッターは目を閉じた仏。 外界の煩わしさや視界に心が乱される側面、内面のこれは、瞑想や修行の際に重要な教訓を表しており、所有者が煩悩や世俗的な欲望を捨て去る助けとされています。 |
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