最近のニュースからいろいろと考えてみた
タイの新型コロナ感染状況
タイでは、10月から新型コロナの位置づけを、「危険な伝染病」から「監視下の伝染病」に格下げすることが決定しました。
タイの感染症の分類が、日本のそれと同じとは思っていないけど、おそらく「2類相当」から「5類」に引き下げられたようなもの。と解釈しています。
タイのここ3か月間の感染者数は、1日2,000人前後で推移しています。
タイの人口が日本の6割程度なので、日本なら3,500人くらの感覚でしょう。
やっと第7波がピークアウトした日本では、現在も1日15万人の感染者が報告されています。
タイは、日本の1/4程度の感染者数です。
ちなみに日本は、第6波が終息した後(第7波前)でも、1日1万から5万人の感染者が報告さえていました。
それを考えれば、タイの現在の感染者数は、すごく優秀な数字だと言えます。
ただ、実態は少し微妙なようです。
タイではATK(抗原検査キット)が、コンビニに簡単に手に入るようです。
値段も30~40バーツ(120~150円)と安価です。
そしてATKで陽性になっても、行政へ届出せず、自主隔離で済ませる人が大量にいるとか・・・。
感染者の正確な人数把握とか、そもそも関心がないのかもしれません。お国柄的に。
外国人観光客の受け入れ
タイは、観光客の滞在期間延長(日本の場合は30日から45日に)を決定しています。
コロナ後の外国人観光客受け入れで、隣国ベトナムに後れを取った感のあるタイですので、ハイシーズンを前に一気に巻き返す意気込みのようです。
さて、観光立国を目指すと言ってきた日本ですが、やっと外国人観光客の入国制限を、ほんの少しだけ緩和しました。
しかし、未だにパッケージツアー限定だし、これでは他に観光客を奪われても仕方ありません。
「おもてなし」さえあれば、いつでも観光客が戻ってくると思っているのなら、それはアホすぎます。
世界がアフターコロナに向けて、とっくに動き始めていのに、なぜかそこから目を背けている。
この状況が、僕には不思議でたまらない。
僕は、閉じこめられた狭い世界のなかで、呆けていたくない。
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