著書の紹介:英語が苦手なオジサンの海外一人旅

2019年 ダナン・ホイアン(ダナン国際マラソンは走れなかったけど)

9日間4都市周遊の旅(後編)

ダナン国際マラソン

前編「台北・香港」はこちらから

ダナンへの便は朝7時の搭乗。

チケットには搭乗ゲートが印刷されていなくて、空港の案内版にもまだ搭乗ゲートが出ていないので、とりあえず近くラウンジで仮眠することにした。
ラウンジはそれなり混んでいたが、運よく空きソファを見つけて就寝。

香港国際空港の早朝5時。
空港のラウンジを出て案内版を見ると、やっとダナンへ向う便の搭乗ゲートが案内されていた。

搭乗ゲートは、サテライトターミナルの510番。
キャセイドラゴンだし仕方ないかと妙に納得しながら、バスでサテライトターミナルへ移動。

定刻通りにダナン国際空港に到着。
入国審査では、入国カードの提出も不要で、出国の航空券の提示も求められず通過できた。
予習してきたのと違う。まぁいいけど。

空港を出てタクシー乗り場へ行くと、すぐさま客引きが寄ってくる。
ミーケビーチなら600KVND(60万ベトナムドン=約3,000円)だと言われて、ちょっと威嚇ぎみに断るとすごすごと去って行った。
メータータクシーを拾って、140KVND(約700円)で、ミーケビーチの近くのホテルに到着。

ホテルのチェックイン後すぐに、ダナン国際マラソンの会場に向かう。

フルマラソンの制限時間まで残り30分。会場の一部は撤収が始まっていた。
大会本部へ行き、エントリーメールを見せて、参加景品の交渉をするも断られる。

諦めて会場を一回りして帰ろうとしたとき、完走したランナーへ記念Tシャツを配布しているブースを見つけた。
さっそくブースにいた若者達に交渉し、見事に記念Tシャツをゲット。

記念Tシャツはカテゴリ別にデザインが違う。
オイラがエントリーしていたハーフマラソンのカテゴリは、とっくに最終ランナーがゴールしていたし、余っていた予備のTシャツを面倒そうな日本人のオジサンにくれてやったのだろう。

ホテルに戻って一息ついた後、ホテルの前にあったランドリーに3日分の洗濯物を出し、遅いランチに向かう。
ビーチを望むレストランの席で、ビールとシーフード料理を頂くと、旅の目的地に到着した実感が沸いてくる。

ホテルの屋上プールは貸切り状態だった。
プールサイドにあったバーの、従業員のオネーチャンと話していると、ここからドラゴンブリッジのドラゴンが火を噴くが見えると教えてくれた。

夜は、屋上でドラゴンブリッジの噴炎と、周辺ホテルの夜景を楽しんだ。
その後、サービスのフォーを頂いて早々に就寝。
前日は、香港空港のラウンジでの仮眠だったし、爆睡した。

ATMトラブル

朝食後、ATMを探しながらホテル周辺を散策。

すぐにATMを見つけ、キャッシング操作するが、現金が出てこない。
銀行の入り口脇のATMだったので店内の係員を呼ぶ。
現金が出ないと係員に言うと、もう一度同じ操作をしろと言われた。
係員に確認してもらいながら同じ操作をしたけど、やはり現金が出てこない。

すると係員が、「このATMには現金が少ししか入っていないから引き出せない。キャッシングの取引は成立していないから、安心して他の銀行のATMでキャッシングしろ。」とのこと。

まじか?オイラが引き出そうとしたのは、たった3,000KVND(約15,000円)だ。
ちょっと納得し難かったがどうしようもなく、係員から教えられた近くの別の銀行のATMでキャッシングした。

ホテルをチェックアウトして、ホアインに向かう。

スーツケースはホテルに預かってもらって、一泊分の着替えをリュックに入れて、タクシーに乗り込んだ。
けっこうなスピードでタクシーは走り。約30分でホイアンのホテル前に到着。
チェックインの時間まで少しあったので、隣のレストランで遅いランチで時間を潰した。

ホイアンのホテルのチェックインは、ちょっと今までにない感じだった。
ホテルの設備やサービスを丁寧に説明してくれるのはいいのだけれど、いきなり延泊を勧められた。これには驚きだ。
無理に決まっているだろ!

ホイアン観光

ホテルは、ホアイン島だけど、旧市街地へ徒歩5分の絶好のロケーション。
ホテル周辺を散策しようかと思ったけど、快晴のホアイアンは暑すぎて散策なんて無理だった。
ホテルのプールで日が傾くのを待ってから出かけた。

旧市街地は、古い長屋のような建物の中で営業しているお土産屋が、延々と並んでいた。
浅草の仲見世通りに近い感じだ。

そんな中にVinh Hung 1 Heritage Hotelというホテルがある。
旧市街地内で営業する唯一ホテルで、わずか6室しかなくて、世界中の旅行者が狙っているホテルだそうだ。

実はオイラ。Agodaでここを予約できたのだけど、訳があってキャンセルした。
旧市街地を散策していてVinh Hung 1 Heritage Hotelの前を通ったけど、キャンセルして正解だったかもと思った。
たしかに雰囲気のあるホテルだったけど、あんなに人通りの多い場所じゃ落ち着けないかもと思った。

ホイアンは、日が暮れると、あちこちでランタンが灯る。

レストランやお土産屋はもちろん、川に浮かんでいる沢山の観光用ボートにもランタンが付いていて、色とりどりのランタンとネオンの灯に彩られた街の風景は、一見の価値ありだ。

そんなホアイアンの夜景に浸っていると、突然の停電。観光用ボートや一部のレストラン(たぶん自家発電)を残してホアインの灯が消えてしまった。

直ぐに復旧するのを期待したけど裏切られて、19時過ぎに発生した停電が復旧したのは22時頃。ナイトマーケットや一部のお土産屋は店じまいを始めていた。
もう少し夜景を堪能したかった。

停電は日常茶飯事のようで、レストランはテーブルにキャンドルを並べ、お土産屋は乾電池式のLEDライトで普通に営業していた。
ハノイやホーチミンのような都市は違うのだろうけど、ベトナムの社会インフラは、まだまだのようだ。

朝10時にホアインのホテルをチェックアウト。

チャックインの時は、いきなり延泊を勧められて驚いたけど、チェックアウトでは次回の予約を勧められた。
次回予約って、延泊より無理だろう!

「3年後にホアインに来る時に考えるよ」と、やんわり断ると、今度はカウンター脇の棚にあった置物
購入を勧めらる。もちろん断る。

最後に、「トリップアドバイザーの評価をその場で入力しろ」と言われ、もうこのタイミングでは若干切れ気味に断って、ホテルを出た。

ダナンに戻って

ホテルから50mほど離れた所に、テニスコートほどの空き地があり、移動屋台が数台出ていて、地元民が朝食を食べていた。
そしてその脇に沢山のタクシーが客待ちしていたので、適当に声をかけてダナンに戻った。

ダナンの市内観光をしていなかったので、そのままタクシーでダナン大聖堂へ。
ダナン大聖堂は、なんてことのない教会なのですが、全体に淡いピンクの外観が、インスタ女子に人気なのだそうだ。
インスタ女子やカップルに混ざって、オジサンも写真を撮りまくってダナン大聖堂を後にした。

ダナン大聖堂の近くのフォー専門店で昼食を食べ、そのまま徒歩でハン市場へ向った。
ハン市場の2階の衣料品売り場は、昔のドン・キホーテも顔負けの超圧縮陳列で、ある意味で壮観。でも特に欲しい物も見つからずハン市場を出た。

タクシー拾い、一昨日に泊まったホテルで預けていたスーツケースを受け取り、別のホテルに向かう。

初日に泊まったダナンのホテルもビーチの近くだったけど、ビーチは遊泳禁止のようで、ほとんど人がいなかった。
今度のホテルの近くのビーチは、ビーチチェアが並んでいて、パラセイリングとかのアクティビティもあった。
ということで、さっそくビーチで泳ぐことに。

遠浅で水温高めの海は、透明度はイマイチだったが、適当に浮かんでいるだけのオジサンには関係なし。
ホント久しぶりの海水浴は、本当に気持ち良かった。

海水浴を楽しんでいると、ちょっと空模様が怪しくなってきたと思ったら、あっと言う間に雨が降ってきた。
ビーチチェアが並んでいる場所にはパラソルが掛かっていたので、そこで雨宿り。10分ほどして小降りになったのを見計らってホテルに戻った。

夕方になって少し気温が落ちてから、ホテル周辺の散策に出かけた。

周辺には、レストランやお土産屋、スパなんかが沢山あって、だらだら歩いているだけでもけっこう楽しめた。
そんな中ら適当なレストランを見つけてシーフード料理を頂いた。

なんだかんだで、ベトナム4日目。

この日は五行山(マーブルマウンテン)観光でもしようかと考えていたけど、さすがに海外旅行も8日目になると少々疲労感。
五行山はハードそうなので止めた。

午前中は、BIG-Cでお買い物。
ダナンのBIG-Cは、こじんまりしていて、バンコクのBIG-Cをイメージしていたオイラは、ちょっとがっかりした。

レジで精算すると、「バッグは必要か」と聞かる。
レジ袋のことねと思いYesと答えると、ビニールのレジ袋ではなくて、しっかりとしたバック。しかもBIG-Cのロゴがド派手にプリントされた、ダサダサのバッグを渡された。
ゴミ袋にもならないし、むしろゴミになってしまいそうなバッグだ。

午後は、この日もビーチで海水浴。
遊泳区域を仕切るブイにつかまり、波に身体を任せていると、ホンドに気持ちいい。世界の平和を感じてしまう。

お腹が空いてきたので、ビーチ近くの路上で売っていたバインミー(フランスパンのサンドイッチ)を買い、食べながらホテルに戻る。

ホテルの部屋から缶ビールを持って、ホテルのプールへ。夕方までプールサイドでダラダラ過ごす。

スマホでニュースをチェック。

翌日に香港経由で帰国する予定だが、前日は香港空港が一時閉鎖されていたし、台風10号は成田到着時間に関東直撃の予報だった。
キャセイパシフィックからは何の連絡もないけど、香港への便が欠航になったら面倒くさいなぁと思っていた。

そもそもダナンは就航便がそんなに多くない空港で、キャセイパシフィックが代替便を用意できるワンワールドグループになると、さらに限定される。
シンガポールか仁川経由の便を用意してもらうか、最悪は自費でバンコクまで行って、そこから日本への代替便を用意してもらうパターンもアリかと考えていた。

いよいよ帰国

帰国日の朝、6時に起床してすぐにスマホのメールをチェック。キャセイパシフィックからの欠航や遅延のメールは届いていない。
香港空港が閉鎖は解除されたようだし、どうやら帰国便は予定どおり飛びそうだ。

6時半にホテルのレストランが開くのを待って大急ぎで朝食を取り、7時過ぎにはホテルをチェックアウトした。

キャセイパシフィックのカウンターでのチェックインは、何事もなかったようにスムーズ。
むしろ丁寧な接客だったと感じたのは、オイラの心が汚れているからか?

ほぼ定刻で香港空港に到着。
到着のサテライトターミナルから、バスで第一ターミナルに移動。乗り継ぎ用のセキュリティチェックを通過。
空港の案内板を確認すると、成田への便も定刻のフライトのようだ。まずは一安心。

搭乗時間まで1時間以上あったので、ラウンジで時間をつぶす。
香港のラウンジは、かなり混んでいたが、運よくすんなり座席が確保できた。
噂の魚蛋麵(フィッシュボールヌードル)とビールを頂く。

成田への便は、10分ほど遅れて搭乗が開始。
台風10号の影響も無いようで、条件付き搭乗でもない。
台風の影響なのか、かなり揺れた区間もあったけど、無事に成田空港に到着。

9日間、3カ国4都市を巡る旅が終わった。

いやぁ、楽しかったぁ!

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