著書の紹介:英語が苦手なオジサンの海外一人旅

2015年 パタヤ・バンコク(少し余裕が出てきた三度目の旅)

自分へのご褒美

たまたまなのか、タイへ行った翌年は仕事が忙しくなる。
タイ旅行の半年後、あるプロジェクトに参加することになったんだが、このプロジェクトが、まぁ大変。
このままじゃ身体が持たない。やりがいのある仕事だけど、マジで過労死しちゃうと思い、方針変更。

オイラの仕事の大部分を、部下やビジネスパートナーに引き継ぐことにした。限定的だけど人事権があるんだから、そのための人事権も発動した。
だから軌道に乗るまでの間は、死ぬ気で頑張った。

そして、自分が立てた目標へのモチベーションと、目標を達成した効果を検証するために、強引に休暇を取り、3度目のパタヤマラソンを走ることにした。

今回の航空会社は、TG(タイ国際航空)を利用。

TGは、フィライトの24時間前からインターネットでのチェックインが出来るので、前日の夜にチェックインしておいた。
そうすると、空港のチェックインカウンターが一般とは別なので、ほとんど並ばずにチェックインできた。

タイ国際航空カウンター

パタヤ行きのバス

12時過ぎにホテルをチャックアウト。パタヤ行きのバスに乗るためスワンナプーム空港へ向かう。

パタヤまでのバスは2年前に利用していたし、乗車は余裕のはずだった。
が、ネット予約で指定された場所(2年前と同じ場所)には、前にあった受付カウンターがない。

たぶんこの辺だったと思う場所にあったツアーカウンターに、バスの受付カウンターの場所をたずねる。
するとツアーカウンターの中のオネーチャンは、無言で50mほど先の待合所の椅子を指差す。

追い払われたのか、そこで待てということなのか分からなかったけど、とりあえず指差された場所に行ってみる。

20人ほどが座れる待合椅子の一つに、A3ほどのバス会社ロゴが印刷されたパネルが置いてあった。
状況が掴めずにいると、パネルのそばに座っていたニーチャンが声をかけてきた。どうやらここがバスの受付場所のようなのだ。
さすがにこれは分からない。

バス受付場所

そもそもそこは公共の待合場所。一般の空港利用者も使っている待合椅子。それが受付カウンターの代わりに使われている。やっぱりタイはスゲーな。

バスに乗るとほぼ満席。客の半分以上は欧米人。

後ろの座席の中国人カップのおしゃべりに悩まされながら、パタヤ北部のバスターミナルに到着。
ここでミニバンに乗り換え、ホテル近くまで送ってもらう。

ソイ10にあるホテルだったけど、なぜかソイ11の入り口で降ろされた。

前回も思ったけど、外国人を道端にポツンと降ろすこのサービスは、日本人のメンタリティではありえないが、安いので、これはこれでアリなのだろうなと思う。

レストランのトイレ

Mさんとパタヤの大看板近くのレストランの海岸に面した席で食事。
海に沈む夕日が見えるロマンチックな席なのに、オジサン二人で食事。

途中でトイレに行きたくなって、レストランのトイレに入ろうとすると改装中。
ウエイターにトイレの場所を聞くと、駐車場に案内される。さらにバイクの後ろに乗れと言いだす。
怪しいと思ったけど、尿意には勝てずバイクの後ろに乗る。

連れて行かれたのは、バイクで数分のマリーナの公衆トイレ。公園にある普通の公衆トイレを想像してもらえばいい。

いくらお店のトイレが使えないからって、これはないでしょ。

3度目のパタヤマラソン

パタヤマラソン当日の朝。スタート地点でMさん、Kくん、Sくんと合流。
適当にウォームアップをして、いよいよ自身3度目のパタヤマラソンがスタート。

なぜかマラソンコースが変更されていた。
ビーチロードからノースパタヤロードへ入り、以前はスクンビットロードまで進んで行ったが、今回は手前のセカンドロードで右折する。セカンドロード、サウスパタヤロード、そしてスクンビットロードに入るコースになっていた。

マラソンコース

暑さと練習不足で、スクンビットロードに入った頃には、もうへばってきた。
他の3人に先に行ってくれと言って、ペースダウンする。
折り返しを過ぎ、ジョムティエンビーチまでは何とか来られたけど、ジョムティエンビーチロードの途中で足が止まってしまった。

そこからウォーキングストリートの手前までは、ほとんど歩いてしまった。最後は、沿道のギャラリーに押されて何とかゴールまで走ったけど、ふらふら状態だ。
スタッフからミネラルウォーターを2本もらい、1本を一気飲みし、1本は頭から浴びた。

先にゴールしていたMさんたちと、Oちゃんが待っていてくれた。

近くのバービアに移動。みんなで完走の祝杯を上げたが、オイラはビールではなくコーラにしておいた。
たぶん軽い熱中症状態なのだろう、少し頭痛もしていたし、無理はしない。

国鉄フアラムポーン駅

パタヤからバンコクへの戻りもバスを使った。
ホテルのロビーで待っていると、ミニバンが迎えに来てくれる。

ミニバンに乗ってサウスパタヤのバス停まで行き、高速バスに乗り換え、スワンナプーム空港へ向かう。
料金は安いけど、バス停で待たされたりする時間のロスを考えると、パタヤからの戻りはバスよりタクシーの方の便利だと思った。

BTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)を乗り継いでフアラムポーン駅へ向かう。

国鉄のフアラムポーン駅は、ガイドブックで「上野駅の昔の様子を知っている人なら、懐かし郷愁を抱く」と紹介されていた。
たしかに、オイラが知っている昭和の上野駅にどこか雰囲気が似ている。

フアラムポーン駅

駅には改札が無くて、ホームに入れる。たぶん列車に乗る時か、乗った後で切符を確認するのだろうと勝手に理解し、中へ入る。

ホームに並んだ車両も年代物のディーゼル車両ばかり。撮り鉄が泣いて喜びそうな車両ばかりだ。オイラは撮り鉄ではないが、懐かしさと珍しさで写真を撮りまくった。

中華街を散策

フアラムポーン駅を一通り堪能した後、中華街へ向かう。
中華街のメインストリートのヤワラート通りを歩いていると、やはり中国人の勢いを感じてしまう。

ヤワラート通りから路地へ入ると、マーケットが続いている。
フアラムポーン駅が上野駅なら、ここはアメ横を想像してもらえばいい。
ただ、アメ横よりも広く、そして雑然としている。

マーケット

個人的には混沌とした感じが気に入ったけど、再開発の計画があるらしい。ちょっともったいない気もする。

そして帰国

22時45分、定刻どおりに羽田行きの飛行機がスワンナプーム空港を離陸。
飛行機の窓からタイの夜景を見ていると、少々感傷的になる。

日中に中華街を歩き回ったせいか、機内では熟睡、目が覚めた頃には着陸体制に入っていた。

定刻よりやや早く羽田空港に到着。入国審査もほぼ待ち時間なしで抜け、帰宅の途に就く。

モノレールに揺られながら、次はいつ行こうかと、そんなことばり考えていた。

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